国連安保理、「イエメン危機に軍事的解決策はない」
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国連安保理が、米ニューヨークの現地時間で12日月曜午後、声明を発表し、「イエメン危機に軍事的解決策はない」としました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
9月 13, 2022 18:08 Asia/Tokyo

国連安保理が、米ニューヨークの現地時間で12日月曜午後、声明を発表し、「イエメン危機に軍事的解決策はない」としました。

サウジアラビアはアメリカやUAEアラブ首長国連邦、そのほか複数国の支援を得て2015年3月、イエメンへの軍事侵攻を開始し、同国を全面的に封鎖しています。

この戦争で現在までに、イエメン人1万6000人以上が死亡したほか、数万人が負傷、さらに数百万人が難民化しました。

イルナー通信によりますと、国連安保理は声明を発表してイエメン戦争の交戦勢力に対し、恒久的な停戦につながりうる包括的停戦合意成立に向け、国連監視下の交渉を続行するよう求めています。

安保理はまた、「包括的な停戦合意は、包括的な政治的解決に至る機会となる可能性がある」とし、双方の交戦勢力に対し、国連監視下での一切の前提条件なしでの二者協議の実施を呼びかけています。

この声明ではさらに、イエメンでの人道上の危機や飢餓の危機の継続に警告するとともに、安保理理事国に対し国連の人道的行動計画の資金確保を呼びかけています。

WHO世界保健機関やユニセフを含む国連傘下の組織は、侵略者によるイエメンへの継続的な攻撃により、同国の人々が前例のなかった飢餓と人道的大惨事に直面しているとして、何度も警告してきました。

 


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