シリア南部の米軍基地がロケット弾攻撃受ける
10月 09, 2022 15:36 Asia/Tokyo
米各メディアが、シリア南部にある米軍基地がロケット弾の攻撃を受けたと報じました。
FOXニュースによりますと、西アジアなどを管轄するCENTCOM米中央軍司令部は「シリア南部アルタンフ地区にある米軍基地が9日日曜未明、ロケット弾による攻撃を受けた」と発表しています。
先月にも、シリアとイラクの国境地帯にある米軍の拠点がロケット弾による激しい攻撃を受けました。
こうした中、シリア外務省は声明を発表し、同国領内からの米軍の即時撤退および、テロ組織や傭兵、分離主義武装組織へのアメリカの支援停止を求めています。
同省はまた、「わが国の原油窃取やそれらのイラク北部への移送というアメリカの政策の続行は、窃盗かつ、植民地時代への逆戻りを目指す行動に等しい」としました。
さらに、「アメリカの行動は国際法や国連憲章への違反とみなされる。国連安保理はこうした行動を非難するとともに、その根絶の下地を整えるべきだ」と表明しています。
シリアで米軍の片棒をかついでいたテロ組織ISISが2017年9月に敗北したことから、米軍は直接彼らに取って代わり、その頃からシリアの石油や資源を搾取・窃取に着手しました。