複数の人権団体が、ローマ教皇にバーレーンでの人権侵害停止に向けた努力を要請
11月 02, 2022 19:52 Asia/Tokyo
9つの人権団体が、フランシスコ・ローマ教皇に対し、バーレーン訪問において同国政府関係者に人権侵害停止を迫るよう要請しています。
IRIB通信によりますと、国際人権団体ヒューマンライツ・ウォッチや、欧州人権・民主主義センターを含む9つの人権擁護団体は1日火曜、声明を出し、「世界のカトリック信者の指導者たるフランシスコ・ローマ教皇がバーレーン訪問において、国王など同国の政府関係者に対し、無実のバーレーン市民に対し下された死刑の取り消し、または減刑を求めることは適切である」と強調しています。
この声明ではまたローマ教皇に対し、収監されている全ての人権活動家、抗議者、ジャーナリストの釈放をバーレーン国王に要請することが求められています。
ローマ法王フランシスコは、今月3日から6日にかけてバーレーンを訪問し、ハマド・ビン・イーサー・アール・ハリーファ国王を初めとする同国の政府高官と会談することになっています。
人権団体はこれまでに何度も、反対派の弾圧を理由にバーレーンのハリーファ現政権を非難し、同国の政治体制の改革を求めています。
バーレーンでは2011年2月14日以来、国民がハリーファ政権に対する抗議運動を開始し、自由、公正の樹立、差別撤廃、民主政権の樹立を求めています。