イエメンで、サウジ軍の人道犯罪により500万人が難民化
(last modified Mon, 28 Nov 2022 08:40:31 GMT )
11月 28, 2022 17:40 Asia/Tokyo

貧困国イエメンで、8年前から始まったサウジアラビア主導アラブ連合軍の攻撃や、サウジの人道に反する犯罪により、これまでにイエメン人500万人以上が住む家を追われる結果となっています。

イエメンのアルマシーラテレビが28日月曜、報じたところによりますと、イエメン救国政府系の団体は、8年前から去る8月までに同国15州の難民の数が515万9560人に増えている、と発表しました。

国連も8月、声明の中で、イエメンの難民の数を430万と発表し、「これらのうち、3分の1がごく苦しい状況下で暮している。また、同国の2300万人以上の人々が、何らかの形での人道支援と保護を必要としている」と指摘しています。

 国連はまた、今年末には食料面での安全が欠如した状況に追い込まれる人々は1900万人に増加するだろうと予想しています。

サウジアラビアは、アメリカ、アラブ首長国連邦、および他のいくつかの国の支援を受けて、2015年3月よりイエメンへの軍事侵攻を開始し、同国を完全に封鎖しました。

アラブ連合軍は、イエメンから数百万バレルの石油を盗み出しているだけでなく、同国へ燃料を運ぶ船舶の拿捕や入港阻止により、戦争で荒廃したこのアラブ圏最貧国に、石油製品、燃料、医薬品などの不足の危機を引き起こしています。

 


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