トルコ・シリア地震、設備不足で被災者に困難

地震に見舞われたトルコ南部では、暖房設備や避難所などが不足し、被災者の状況は困難を極めています。

現地時間の６日月曜、トルコ南部をマグニチュード７超の地震が２回襲いました。この地震で、トルコ南部１０県とシリア北部に大きな被害が出ました。

こうした中、トルコメディアは設備の不足や政府の救援活動の脆弱さを批判しています。昨日被災地を訪問したエルドアン大統領は、被災者からの抗議に遭いました。

一部の被災者は冬の寒さの中、自動車やテント、屋外などで毛布一枚で過ごしています。

多くの人が清潔な水を手に入れられず、暖をとるためにタイヤを燃やしています。

フランス通信など現地に入っている一部のメディアは、被災者へ医療や食糧が行き届いていないと伝えています。

救援活動の遅れは、エルドアン大統領の反対派や次期大統領選挙での対抗馬とみなされる候補からの批判を招いています。

エルドアン氏は昨日、自身の反対派に対し、「一部の人々が政治的利益のために負のプロパガンダを流すのは容認できない」と警告しています。

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