トルコ大統領、「我が国を対ロシア戦争に巻き込ませない」
(last modified Thu, 30 Mar 2023 08:43:31 GMT )
3月 30, 2023 17:43 Asia/Tokyo
  • トルコのエルドアン大統領とロシアのプーチン大統領(アーカイブ写真)
    トルコのエルドアン大統領とロシアのプーチン大統領(アーカイブ写真)

トルコのエルドアン大統領が、「我々を対ロシア戦争へ引きずり込もうとする西側の企みにわが国の政府関係者が抵抗したことから、彼らのそうした計画は水泡に帰した」と述べました。

イスナー通信によりますと、エルドアン大統領は29日水曜、ハンガリー大統領との会談を終えた後、自国がロシアとウクライナの間で仲介役を果たすつもりであるとして、「ロシアのプーチン大統領はおそらく、来月27日にトルコを訪問するだろう」と述べました。

続けて、以前イスタンブールで行われたロシア・ウクライナ両国代表団の出席する停戦交渉を、トルコが再開させたいと考えているとしました。

トルコはこれ以前にも、カルン大統領府報道官が「我が国は、西側の行う対ロシア制裁に加わることはない。西側のこの行動は効果を出していない」としていました。

西側の対ロシア制裁に対するトルコの否定的反応は、西側やアメリカの当局者らの怒りをかきたてています。

アメリカ財務省のネルソン・テロ金融情報担当次官はこれに関連し、トルコの対ロシア輸出が数千万ドル増加したことについて同国に警告し、「この問題は我が国の懸念を引き起こしている」と述べています。

アメリカと西側諸国はウクライナ紛争を受けて、ロシアに対する制裁措置を開始しました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem