パレスチナの各グループが、イスラエルの独立日に対するEUの祝辞を非難
4月 29, 2023 21:25 Asia/Tokyo
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EUとシオニスト政権の国旗
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスとパレスチナ解放人民戦線は、シオニスト政権イスラエルの独立日に対するEUの祝辞を非難しました。
イスラエルは、1848年5月、破壊したパレスチナの地にシオニスト政権を樹立し、独立を宣言したが、一方のパレスチナ人はこの日を、大災厄を意味する「ナクバの日」と呼んでいます。
欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長は、シオニスト政権樹立75周年記念日に際し、イスラエルに祝辞を述べ、「イスラエルを中東中心にある民主的かつ生きた政権」としました。
ロシアのスプートニク通信によりますと、ハマスの政治局のメンバーであるヘサム・バドラン氏は、ツイッター上で、「欧州委員会委員長の表明は、敵意、嫌悪、人種差別的な内容を含み、パレスチナの歴史や真実に対する認識不足によるものだ」としました。
さらに、この表明は非難されるべきものであり、武力行使による他国民の地の占領を犯罪と見なす国際法規に反するものだ。この犯罪はパレスチナの地で発生している」としている。
また、ハマスの国際関係事務所のマルズク所長も、欧州委員会委員長の祝辞は、75年以上に渡り、殺害、侵略、人種差別行為に走ってきている最も残忍な政権の姿から汚点を取り除くための宣伝上の動きほかならない」と語りました。
なお、パレスチナ解放人民戦線は、声明の中で、「フォン・デア・ライエン委員長の発言は、恥じずべき虚偽であり、EUは、われわれの国民を攻撃した、侵略者の行動に加担していることを示すものだ」としています。
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