イスラエルによるガザ・ヨルダン川西岸への攻撃続く
2月 21, 2024 19:04 Asia/Tokyo
シオニスト政権イスラエルによるガザおよびヨルダン川西岸への新たな攻撃で、複数のパレスチナ人殉教者が出ました。
エジプトと境界を接するガザ南部ラファの看護大学の学長は、自宅をイスラエル軍に爆撃され、家族7人とともに殉教しました。
ガザ戦争は137日目に突入していますが、イスラエル軍による攻撃が続く中、死傷者はさらに増えて医療関係者の疲労はピークに達し、さらに、病気の蔓延、医療設備の不足、寒さ、断水などが、状況をさらに悪化させています。
ガザ南部ハーンユニスのナーセル病院では、病院関係者25名と患者136名が、水、食料、電気がなく、酸素供給用の機器も使用できないという、危機的状況に置かれています。イスラエル軍はこの病院を、自らの軍事拠点としました。
WHO・世界保健機関は、ナーセル病院に残っている患者を他の医療施設へ移送する試みを続けていますが、イスラエル軍は引き続き、同病院への医療・人道支援の搬入を妨害しています。
こうした中、UNRWA・国連パレスチナ難民救済事業機関は、日々悪化するガザの深刻な状況について警告し、同地区で感染症患者の数が増加していると指摘しました。
ガザ地区では、昨年10月に戦争が始まってから現在までのパレスチナ人殉教者数が2万9000人に達し、負傷者数も6万9000人を超えました。
殉教者の遺体の多くは、いまだがれきの下や路上に放置されたままになっていますが、イスラエル軍は、遺体の回収をも妨害しています。
イスラエル軍はさらに、ヨルダン川西岸にも攻撃を加えており、ジェニン市では、新たにパレスチナ人青年1人が殉教したほか、複数名が拘束されました。
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