数千年の歴史を誇る古の国イエメン
イエメンの歴史は少なくとも3000年前に遡り、イスラム教がアラビア半島全体に広がる前から存在していました。
イエメンの豊かな文化は今なお国内全域に息づいています。特に首都サヌアでは今でも、泥と石で作られた建物が見られます。イエメンの総人口は約2700万人で、人々はアラビア語を話します。
ソコトラ島はインド洋上、正確にはイエメンの南約380kmに位置するこの国の魅力ある地域の一つです。イエメン・ソコトラ県に属するこの島には、恐らくみなさんがこれまでに見たことがないであろう特別な種類の樹木が見られます。この樹木は、上から見ると巨大なブロッコリーの葉が密集し、ぶ厚い葉の束を形成しているように見えます。この樹木は、幹から赤い樹液が出ることから「龍の血」と命名されました。
イエメンのもう1つの興味深い名所は、サヌアにあるアル・サレハモスクです。このモスクは、この地域の名所旧跡の1つと考えられており、長さ160メートルにも及ぶ4本のミナレットのほかに4つのドーム、2本の小さなミナレットがあります。
多くの観光客が訪れるイエメンの魅力的な名所の一つは、伝説の城としても知られるサヌア城塞です。
イエメンで最も重要な港の1つは、同国の南海岸に位置するアル・ムカラー港で、いつもにぎわっています。この港をボートで移動し、また街を散策するのは大きな楽しみといえます。
ズバイドはイエメンで最も古い都市の一つで、沿岸に隣接しています。「砂漠のシカゴ」として知られるこの街には、16世紀に建てられた日干し煉瓦造りの家があり、それらの中には7階建ての建物もあります。
イエメンの風光明媚な村落の一つに、サヌア近郊のアル・フタイブがあります。この集落は道が険しく標高が高いにも関わらず、多くの人々がこの村を訪れます。
アデン湾はアラビア海に位置し、一方はアデン市、もう一方は紅海につながっています。
この地域の名前はハラズ山脈に由来しており、高い岩の上に建てられた城塞や中世の村落、土地が存在します。
イエメン北西部には歴史を誇るキャヴキャバン市があります。ここには美しいモスクと歴史的家屋があることから、かつては観光客の驚愕を誘っていました。
イエメンの人々は、パレスチナ国民との連帯を示す日である世界ゴッツの日をはじめ、折あるごとに大規模な行進を実施して壮観な光景を生み出しています。