イスラエルメディア「市民の間に恐怖がまん延」
イスラエルのラジオ局は、先月31日にハマスのハニヤ政治局長がイランで暗殺されてから、イスラエル市民の間でイランからの報復がいつ来るのか恐怖がまん延していると伝えました。
【ParsToday西アジア】昨年10月以降、国際社会はガザ戦争が地域全体に飛び火する可能性を警告してきましたが、シオニスト政権イスラエルは再三にわたってシリアやレバノンを直接攻撃しているほか、イランのテヘランではハマスのハニヤ政治局長を暗殺しました。こうしたことが、イランや抵抗勢力による報復を確実なものにしています。
米ニュースサイト「アクシオス」は、イスラエル社会がイランによる報復攻撃を確実なものとみており、数日にわたって続く可能性があると考えていると伝えています。
また、モサドの支援を受けるイラン反体制メディアの「イラン・インターナショナル」も、イランによる対イスラエル報復攻撃は確実で、近いうちに実行されると報じています。
イスラエルメディアも、テレビのチャンネル12が「イランが外交プロトコルに則り、周辺諸国に対イスラエル攻撃の意思を伝えている」としたほか、ニュースサイト「ワラ」も、イスラエル軍の情報・防空部隊がイランからの攻撃に備えて警戒態勢をとっていると伝えました。
また、CNNはイスラエル軍関係者の話として、レバノンのヒズボッラーが12日に攻撃を開始し、それに続いてイランが攻撃を始める見通しだと伝えました。
イスラエルでは、イランからの報復攻撃に対する恐れや緊張が日増しに広がっています。イスラエルのラジオ局は、先月31日にハマスのハニヤ政治局長がイランで暗殺されてから、イスラエル市民の間でイランからの報復がいつ来るのか恐怖がまん延していると伝えました。
このラジオ局では、イランからの攻撃を恐れて閑散とした通りや人々の落ち着かない表情をとらえ、コロナ禍のようだと形容しました。
また、空港や陸路の検問所でも混乱が生じ、航空便の欠航などが報じられています。