ヒズボッラーのイスラエル・ゴラニ旅団本部への攻撃から、入植地を揺るがす奏功した計画の継続まで
レバノンのイスラム抵抗組織ヒズボッラーがシオニスト政権イスラエル軍ゴラニ旅団の司令部に対し、過去24時間で2回目となる多数の自爆無人機での攻撃を行いました。
ヒズボッラーは23日土曜朝の声明において、「イスラエル占領地北西部アッコ市北部にあるシュラガ基地内のゴラニ旅団司令部を無人機で狙い撃ちにした」と発表しています。
パールストゥデイがレバノンのアルメナールTVの報道として伝えたところによりますと、レバノン南東部アル・ヒヤム地区でもイスラム抵抗勢力とシオニスト軍との間で激しい衝突が起こり、ヒズボッラー戦闘員がイスラエル政権の戦車「メルカバ」を攻撃し、その結果多数のシオニストが負傷しました。
また、イスラエルのメディアも「ヒズボッラーの偵察用無人機がイスラエル占領地域北部にある複数個所のシオニスト入植地に侵入した」と報じています。
こうした中、レバノンのイスラム抵抗軍は別の作戦において、レバノンとの国境付近にあるアル・マナラ、アル・マルキア、ササ、キリヤト・シュモナ、ザルイト、シュミラ、ラモト・ナフタリ、ヤリンなどのシオニスト入植地内のイスラエル軍集結場所、およびドフィフ基地をミサイル攻撃しました。
加えて、一連のハイバル作戦という枠組みの中でレバノンと占領地の境界地帯にあるスティラ・マリス海軍基地(北海岸の戦略的海洋監視・統制基地)を数発のミサイルで攻撃しました。
その一方でヒズボッラーは、レバノン南部の都市サイダ(シドン)イスラエル軍の戦闘機の追跡・対抗に成功しています。
イスラエル軍は2024年9月23日以来、レバノン南部各地に対する大規模な攻撃を開始しており、攻撃は今も続いています。これに対しヒズボッラーは、レバノン民間人が攻撃されたことに黙っておらず、占領地北部にあるイスラエル軍拠点に対して数多くの作戦を実行してきました。