イラクからシリアへのメッセージ「巨大な時限爆弾に注意せよ!」
(last modified Mon, 13 Jan 2025 11:05:34 GMT )
1月 13, 2025 20:05 Asia/Tokyo
  • イラクからシリアへのメッセージ「巨大な時限爆弾に注意せよ!」
    イラクからシリアへのメッセージ「巨大な時限爆弾に注意せよ!」

イラク国会議員のアーメル・ファイイェズ氏が、シリアにはISISという危険な時限爆弾が存在するとして、イラクとしての経験を踏まえた警告を発しました。

【ParsToday西アジア】ファイイェズ議員は「シリアのアルホール難民キャンプには現在3万人が居住しており、そのほとんどがテロ組織ISISのメンバーだ」とした上で、「これらのテロリストの国籍は50カ国にも及び、シリアを脅かすだけでなく、地域や世界の他の国々にも危険をもたらす時限爆弾として機能している」と語りました。同議員によると、キャンプの住民、特に十代の青少年たちは長年にわたってISISのテロ思想を刷り込まれてきたということです。

ファイイェズ氏によれば、イラク当局はシリアのアサド政権崩壊を受けて新政権に重要なメッセージを発信し、アルホール難民キャンプ問題の解決を求めたということです。イラク側は要請の中で、自国にとっての最優先事項がアルホール難民キャンプ問題の解決であると強調しました。

ファイイェズ氏は「イラク政府はキャンプの閉鎖および住民の祖国移送を懸命に議論している。イラクの近隣に数千人もの過激派が住むキャンプが存在することは容認できない」と述べました。

これ以前にも、イラク東部ディヤーラ県のイラク・スンニ派聖職者連合のジャバル・アル・マムリ代表が「アルホール・キャンプは米国がISISの訓練目的で設置したものだ」と語っています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter