抵抗ニュース|ヒズボッラー:「抵抗軍の兵器は譲れない一線」、カタールがイスラエルの攻撃に反応
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レバノン抵抗組織ヒズボッラー:「抵抗軍の兵器は譲れない一線」
カタール航空が機内地図から「(シオニスト政権)イスラエル」という名称を削除し、「パレスチナ自治区」に置き換えました。
カタール航空は最近、機内で示されるフライトマップから「イスラエル」の名称を削除し、「パレスチナ自治区」に置き換えました。この変更は、地域における最近の情勢、特にイスラエルによるカタール首都ドーハへの空爆および、カタールが幅広くパレスチナ人人を支援していること、そしてイスラエル・アラブ諸国間の緊張が高まっていることを受けて行われたものです。
【ParsToday西アジア】専門家の間では、この名称書き換えはカタールがパレスチナ人の権利を継続的に支持し、シオニスト政権の政策への反対という、イスラム教徒間で一致した合意を強化したいという意向を示していると見られています。
2024年度の占領地への移民数が激減
イスラエル移民省は、「2024年度におけるイスラエル占領地への移民数が34%減少した」と発表しました。同省によりますと、昨年のユダヤ暦新年以降、占領地に入域した新規移民は約2万1444人にとどまっており、これは前年同期の3万2140人から34%減少したことになります。
ヒズボッラー:「抵抗軍の兵器は譲れない一線」
レバノンのイスラム抵抗組織ヒズボッラーの政治担当事務次長のハッサン・アル=ハリール氏は、「武器問題は外国の命令という枠組みの中で提起されており、その99%は『武器独占』という名目で策定されている」と述べました。また「この問題は開会演説や閣僚声明で述べられた内容とは明らかに矛盾しており、レバノンは国民の生活、復興計画、さらにはレバノン軍の予算に関しても、外国からの露骨な脅迫・強要に瀕している」と語っています。
ハマス:「イスラエルのガザ攻撃に関するトランプ氏の発言は、米外交政策の二重基準」
イスラエルによるガザ市への軍事攻撃およびシオニスト捕虜の状況に関するドナルド・トランプ米大統領の最近の発言に対し、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスが声明を発表しました。この声明には「これらの発言は、シオニスト政権の言説を明確に支持しているのみならず、米国外交政策の破滅的な二重基準ぶりを如実に物語っている。この二重基準の下では、民族浄化という犯罪や、ガザにおける約6万5000人の無辜の民間人の殉教が完全に無視されている」と述べられています。
ガザは血まみれの夜に
イスラエル軍がガザ市の各地を容赦なく大規模に攻撃したことから、現地時間の15日月曜夜は地域で最も激しい流血の夜の一つとなりました。パレスチナのメディアは、イスラエル軍がガザ各地で複数回の空襲と地上攻撃、大規模な爆破作戦を実施したとともに、住宅街に対し爆発ロボットを使用したと報じています。特にアル・ダルジ地区では、1軒の民家への攻撃により数人が殉教、負傷しました。また、アル・シャワ広場、アル・アミーン・アル・アーム、アル・サブラ地区のアル・カドリヤ区域の周辺住宅も深刻な被害を受けています。
国連特別報告者:「ガザでの実際の犠牲者数は公式発表の10倍」
パレスチナ被占領地を担当するフランチェスカ・アルバネーゼ国連特別報告者によりますと、イスラエル政権によるガザ攻撃での実際の犠牲者数は、公式発表の10倍に相当する少なくとも68万人に上る可能性があるとされています。アルバネーゼ特別報告者は記者会見で「ガザで殉教したパレスチナ人の数は6万5000人で、その75%以上を女性と子どもが占めている。しかし、実際には68万人という数字を頭に入れる必要がある。それは、一部の研究者や科学者がガザでの実際の犠牲者数としてこの数字を挙げているからである」と語りました。