UNRWA、ガザでの構造的な飢餓について警告
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UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関が、深刻な資金不足とシオニスト政権イスラエルによる広範な制限を理由に、飢餓の悪化、重要なサービスの停止、ガザ地区のパレスチナ難民数百万人の生活への圧迫・脅威について警告しました。
(last modified 2025-11-24T09:46:22+00:00 )
11月 24, 2025 17:48 Asia/Tokyo
  • UNRWA、ガザでの構造的な飢餓について警告
    UNRWA、ガザでの構造的な飢餓について警告

UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関が、深刻な資金不足とシオニスト政権イスラエルによる広範な制限を理由に、飢餓の悪化、重要なサービスの停止、ガザ地区のパレスチナ難民数百万人の生活への圧迫・脅威について警告しました。

UNRWAは、「ガザ地区では構造的な飢餓政策が続行されており、深刻な資金不足により同地区の人道危機が前例のないレベルにまで上昇している」と発表しています。

【ParsToday西アジア】イルナー通信によりますと、UNRWAのメディア顧問アドナン・アブ・ハスナ氏は「食糧危機はより広範な問題の氷山の一角に過ぎない」とし、「ガザ地区、ヨルダン川西岸地区、シリア、レバノン、ヨルダンに暮らす数百万人のパレスチナ難民は食糧不足に加え、教育、医療、経済的安全保障の分野で深刻な被害に直面している」と強調しました。

アブ・ハスナ顧問によれば、UNRWAの活動に対するイスラエル側の圧力行使と制限により、同国際組織は崩壊の危機に瀕しているということです。

ハスナUNRWAメディア顧問はまた、「ガザへの人道支援の搬入を阻む主な障害となっているのはイスラエルである」とし、「UNRWAはガザ市民を支援する十分な能力を持っているが、イスラエル側の厳しい制限によりこの能力を活用しきれず、困窮している人々への重要なサービスが中断されている」とコメントしました。

これらの警告が出されたのは、停戦宣言にもかかわらずイスラエル政権が対ガザ攻撃を続行している中でのことです。

イスラエルは2023年10月7日、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの殲滅とシオニスト捕虜の帰還を目的として戦争を開始したものの、軍事的敗北を喫した挙句に捕虜交換合意に至りました。去る10月に停戦が正式に宣言されたにもかかわらず制限と攻撃が続いていることは、イスラエル側の約束不履行及び、ガザにおける人道危機が深刻化し続けていることを物語っています。

 

 


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