国連がシリアの民間人標的を懸念
(last modified Tue, 04 Oct 2016 11:36:29 GMT )
10月 04, 2016 20:36 Asia/Tokyo
  • 国連がシリアの民間人標的を懸念

国連のパン事務総長が、シリアで民間人が標的にされていることを、故意の戦争犯罪だとしました。

イスナー通信によりますと、パン事務総長は、4日火曜、スイスのジュネーブで、「シリア情勢は世界中で最も悲劇的な問題のひとつであり、一部の関係勢力は民間人に対しより破壊的な兵器を使用している。この行為は故意の戦争犯罪と見なされる」と語りました。

パン事務総長は、「人権法の軽視が、シリアで損失を伴う大きな悲劇を生じさせており、現在、すべての人がこのような恐ろしい出来事に立ち向かうべきだ」と強調しました。

また、「ジュネーブ合意は何度となく無視され、負傷した子供達や病院の職員が標的にされている」と述べました。

さらに、「世界の難民の数は非常に多い。だが、現在の危機は数の危機ではない、むしろ危機は互いに関連している」と述べました。

およそ10年前、世界の難民の数は現在の半数以下でしたが、現在その数は6500万人に達しています。

難民問題はこの2年で危機的な状況になっています。