イスラエル首相が、ユダヤ教徒と聖地の関係をめぐりユネスコに反発
10月 29, 2016 20:20 Asia/Tokyo
複数の考古学者らが、ユダヤ教徒と聖地ベイトルモガッダス・エルサレムとの関係の歴史を裏付ける資料としてシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相が公開していた地図の信憑性を否定しました。
パレスチナの通信社アルヨウムによりますと、複数の考古学者らが、ベイトルモガッダスという地名表記が見られる問題の地図がオリジナルのものであるかは疑わしいとしています。
ネタニヤフ首相は2日前、この地図が4年前に、歴史的遺物の窃盗犯から没収し、差し押さえられたものであると主張していました。
この報告によりますと、ネタニヤフ首相はこの地図を利用して、ユダヤ教徒とアクサーモスク、ならびにベイトルモガッダスとの宗教的、歴史的な関係を否定するユネスコの決議に反発しようとしているとされています。
ネタニヤフ首相は、「この地図上に問題の地名表記が存在することは、ユダヤ教徒とアクサーモスク、そしてベイトルモガッダスとの関係を裏付けるものだ」と主張しました。
ユネスコは最近、決議を採択し、聖地ベイトルモガッダスとユダヤ教徒との歴史的な関連性を一切否定しています。