シリア外相、アレッポ東部の自治に関するシリア特使の計画を否定
11月 21, 2016 19:17 Asia/Tokyo
シリアのムアッリム外務大臣は、「アレッポ東部の自治に関する国連のシリア特使の計画は完全に否定されるべきで、受け入れられない」と強調しました。
イスナー通信によりますと、ムアッリム大臣は20日日曜、国連のデミストゥラ・シリア特使とダマスカスで会談した後、記者会見で、「デミストゥラ特使は、シリア和平協議の再開を促すために考慮すべき措置を講じていない」と述べました。
さらに、シリア問題の解決における国連の役割を強調し、「シリア政府は、シリアであろうとジュネーブであろうと、外国の介入を受けないあらゆる会議を歓迎する」と述べました。
また、「テロリストや武装者がアレッポから出て行くたびに、シリア政府は彼らに場所を提供している。これまでシリア政府は停戦と住民の退避に向け、3回の機会を設けた」としました。
ムアッリム大臣はまた、「アレッポ東部でテロリストの人質になっている市民は27万5千人であり、市民を保護するのはシリア政府の責務だ」としました。
さらに、シリアが自国の危機の政治的な解決に向け努力していることを強調し、「シリアとトルコの間には、シリア領へのトルコの攻撃に関する打ち合わせや折衝はなされておらず、トルコがシリア領内のテロ組織を支援していることは紛れもない事実だ」と語っています。
また、アメリカのトランプ次期大統領の立場について、「シリア政府は、その国の国民の選択を支持する。現在のところ、トランプ政権時代のアメリカの外交政策について見解表明はできない」と述べました。
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