イエメン元大統領、「ISISとアルカイダはイエメン戦争でサウジと同盟」
12月 01, 2016 19:42 Asia/Tokyo
イエメンのサーレハ元大統領が、テロ組織ISISとアルカイダをイエメンへの侵略におけるサウジアラビア政府の同盟者だとしました。
アルアラームチャンネルによりますと、サーレハ元大統領は、イエメンの独立49周年に際したメッセージの中で、「ISISやアルカイダの協力を受けたイエメンへのサウジアラビア政府の攻撃により、イエメンの気高く抵抗する人々の喜びには悲しみが入り混じっている」としました。
サーレハ元大統領は、サウジアラビアのイエメン攻撃の結果、数万人の子供、女性、高齢者が犠牲になっているとし、「この政権は、イエメンの罪のない市民を殺害すると共に、生活に必要な全ての場所、インフラ、モスク、学校、病院、歴史的建造物、歴史的、文化的、考古学的観光地を標的にした」と語りました。
さらに、サウジが空、海、陸を封鎖していることについて触れ、「この政権と同盟国は、食料、医薬品、石油製品の支援物資の移送を阻止することで、イエメン人の消滅を目指して動いた」としました。
サウジアラビアはイエメンのハーディ元大統領を権力に復帰させるため、2015年3月26日からイエメンへの攻撃を開始しました。
この20ヶ月で、イエメン市民およそ数万人が死亡、2万人が負傷しました。
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