アレッポに対するテロリストの攻撃が防がれる
解放されたアレッポの南部と南西部に対するテロリストの最後の攻撃が、シリア軍とその同盟勢力によって退けられました。
イルナー通信によりますと、アレッポ東部は2012年からテロ組織によって占領されていましたが、シリア軍と抵抗勢力は13日火曜夜、この街をほぼ完全に解放することに成功しました。
各メディアは15日木曜朝、アレッポ東部の停戦確立と、反体制派の撤退が引き続き行われていることを伝えました。
テロ組織は数日前、多くの兵士や武器を北西部イドリブからアレッポの南部と南西部に移送し、これにあわせて、アレッポのシリア軍の拠点を攻撃しましたが、シリア軍と同盟勢力の反撃に遭いました。
イランのローハーニー大統領は14日水曜夜、シリアのアサド大統領との電話会談で、イランはシリアからテロ組織を追い出すまで、シリアの政府と国民とともにあるとして、「イランは被災者や難民への支援を早急に行う」と語りました。
アサド大統領も、この電話会談でテロリストとその支援者に対抗する中での、シリアの国民に対するイランの惜しみない支援に感謝し、「イランの政府と国民はもっとも困難な時期にシリアの政府と国民の傍らにいた。我々は決してそれを忘れることはない」と述べました。
アサド大統領は、ロシアトゥデイのインタビューで、西側諸国のシリアのテロリストに対する支援を批判し、「西側諸国はシリアのテロリストを保護したいと考えている」と語りました。
イランのザリーフ外務大臣は、ロシア、シリア、トルコの外相と電話会談し、シリアの最新情勢について意見交換を行いました。
イラン外務省のガーセミー報道官は、イランの赤新月社はシリアの被災地に対する支援活動の準備が整っているとして、地域諸国に対して、シリアのテロ組織の再武装化を制限するよう求めました。
ガーセミー報道官はまた、イランは停戦と治安の確立、アレッポにおける暴力の予防措置、特に民間人の安全な避難に向けて、全力を尽くすとしました。
シリア危機は2011年から、アサド政権を転覆させるための、サウジアラビア、アメリカと、その同盟国の支援を受けたテロ組織の大規模な攻撃により始まりました。