シリア北部・アレッポで政府軍を支持する行進が実施
(last modified Sat, 17 Dec 2016 09:29:47 GMT )
12月 17, 2016 18:29 Asia/Tokyo
  • シリア北部・アレッポで政府軍を支持する行進が実施

シリア北部・アレッポで、数千人の住民らが政府軍を支持する行進を行い、この町での政府軍とシリアの同盟国軍の勝利に対する喜びを表明しました。

アルアーラム・チャンネルが17日土曜、報じたところによりますと、アレッポ東部各地は2012年以来、テロ組織の占領下におかれていましたが、シリアとその同盟国の軍は最近、この町をテロリストから解放することに成功しました。

アレッポの人々は16日金曜、行進を行って喜びの意を表すともに、シリア政府軍とその同盟国に対する支持をアピールし、アレッポ東部各地での衝突の収束により、この町に普通の生活が戻ってくると強調しています。

この行進に参加した人々の主なメッセージ内容は、テロ組織に対抗するシリア政府軍への支持、テロ組織に破壊されたこの町の復興再建などとなっています。

なお、イランのジャハーンギーリー第1副大統領は16日、トルコのユルドゥルム首相との電話会談で、テロリストからのアレッポ解放をはじめとするシリアの最新情勢や、シリアの民間人に対する支援について協議しました。

また、イラン赤新月社は、シリア政府に対し75トンの医薬品などの人道支援物資が渡されることを明らかにしています。

さらに、ロシアの情報筋も、アレッポ各地の大部分に平穏が戻ってきたのと同時に、7000人以上のシリア人がアレッポ東部に戻っていると伝えました。

現在、テロリストは、アレッポ東部からシリア北西部イドリブ州に向かっています。

日本を訪問中のロシアのプーチン大統領も16日、「アメリカと国連なしでのシリア和平に向けた新たな協議の場を設けるために努力している」と語りました。

同時に、ロシア国防省は「アレッポの解放により、シリア危機が平和的に解決される下地が整った」と表明しています。

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