トルコのロシア大使が美術センターで銃撃され死亡(動画)
(last modified Tue, 20 Dec 2016 07:41:32 GMT )
12月 20, 2016 16:41 Asia/Tokyo

トルコ駐在のロシア大使が、武装した男に射殺されました。            

イルナー通信によりますと、トルコ駐在のアンドレイ・カルロフ・ロシア大使は、19日月曜、アンカラの芸術センターで写真展を視察していたところ、銃を持った男に撃たれて死亡しました。

トルコの治安関係者によれば、大使を撃った男はアンカラの警察官だったということです。

ロシア大使の他、3人が負傷しました。

一部の情報筋は、この男が発砲の際に「アレッポを忘れるな」と叫んだ映像を公開しています。

なお、撃った男はその場で射殺されました。

こうした中、トルコのチャブシオール外務大臣が、シリア・アレッポに関するイラン、トルコ、ロシアの3者協議に出席するため、モスクワを訪問しています。

イラン外務省のガーセミー報道官は、トルコのロシア大使の射殺を強く非難しました。

ガーセミー報道官は、この行為は残酷なものだとし、「この犯罪は、タクフィール主義や過激派に属するテロリストが、国際的な法規や基準を遵守しておらず、各国の間に対立を生み出し、地域の情勢を悪化させる目的でこのような野蛮な行動を取っていることを示していると語りました。

ガーセミー報道官は、現代の悪しき現象であるテロを根絶する唯一の道は、世界のすべての政府や人々が、テロや過激派に対するダブルスタンダードやよいテロと悪いテロの分類をやめ、一丸となって対抗することだとしました。

さらに、「イランはこの悪しき現象が根絶されるまで、地域や世界の政府と国民の傍らにい続ける」と強調しました。