シリア北部・アレッポの解放によりテロリストが弱体化
12月 22, 2016 18:26 Asia/Tokyo
イラン公益評議会のレザーイー書記が、「シリア北部・アレッポの解放により、シリア戦争の状況が変化し、テロリストは弱体化、崩壊へのルートに乗せられた」と語りました。
レザーイー書記は221日水曜、テレビのインタビューで、「アレッポが解放されたことで、テロリストはもはや今後に望みが持てなくなった」と述べています。
また、「テロ組織の支援者は、アレッポの解放とテロリストが包囲されることを懸念している」としました。
さらに、「シリアに関するイランの戦略は、これまで論理的かつ国際的な基準に沿った、人道的、イスラム的なものであった」とし、「現在、シリア問題は政治的な交渉でしか解決できず、武力や圧力の行使では政府を退陣させることはできないことがはっきりしている」と語っています。
レザーイー書記はまたロシア、イラン、トルコの間の関係についても、「現在、これらの国の団結が強化されており、最近ロシア・モスクワで行われたこの3カ国による外相会合は、トルコが西側から距離を置き、シリアと接触していることを示している」と述べました。
イラン、ロシア、トルコの外務大臣及び国防大臣による3者協議は20日火曜、アレッポの最新情勢とシリア危機の解決の政治的なプロセスの検討を目的に、モスクワで開催されています。