「シリア・ファトフシャーム戦線、トルコの指示で停戦の混乱を追求」
1月 06, 2017 17:21 Asia/Tokyo
シリア同盟軍の情報筋が、テロ組織ファトフシャーム戦線(旧ヌスラ戦線)は、トルコ政府の指示により、停戦合意を無効化しようとしているとしました
レバノンのアルマヤーディーンテレビによりますと、シリア同盟軍の情報筋は、シリア北部アレッポ西部と、北西部のイドリブにトルコの軍高官が駐在しており、彼らとファトフシャーム戦線の指揮官は緊密な調整を行なっていると発表しました。
この情報筋はまた、トルコの目的はシリア政府に対する緊張を作り出し、ロシア政府に圧力を加え、ファトフシャーム戦線とその付属組織を停戦合意に含めることを諦めさせることだと強調しました。
これ以前に、トルコのチャブシオール外務大臣も、武装組織は停戦の取り決めを守っていると主張し、イランに対して、シリア政府が停戦を守るように圧力を行使するよう求めました。
チャブシオール外相の主張に対して、イラン外務省のガーセミー報道官は、「トルコの政府関係者の非建設的な表明は、現状を複雑化し、シリア危機の解決における問題を増やすことになるだけだ」と語りました。
シリアの停戦は先月30日から、シリア全土で実施されました。
この停戦はこれまで数回にわたり、テロリストや武装勢力側によって違反されており、一方でISISやファトフシャーム戦線などのテロ組織は停戦に含まれず、これらの勢力との戦いは続いています。
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