シリアの停戦合意の反響
アメリカとロシアの外務大臣が、シリアの停戦確立に関して大筋で合意したことが、世界で大きな反響を呼んでいます。こ
ナジャフィー解説員
アメリカとロシアがシリアの停戦に関して合意したことは、シリア危機の政治的な解決に向けた地域や世界の努力における一歩と見なされます。国連のパン事務総長は、シリアの衝突停止に関する合意を歓迎しました。国連は声明の中で、「パン事務総長は、アメリカとロシアの外務大臣が、シリアの衝突停止を巡って合意したことを歓迎する」としました。アメリカのケリー国務長官とロシアのラブロフ外務大臣は、この合意と同時に、シリアを支援する国際グループの枠内での、停戦グループの結成を明らかにしました。この合意には、シリアでの衝突の完全な停止が含まれており、今月27日から実施される予定です。
国連の声明によれば、パン事務総長は、この合意は、政治的な対話を再開するための雰囲気作りを促すと考えています。何より重要なのは、この合意が、5年に及ぶ衝突と暴力の末、現在の苦しみから解放されるのではないかという希望をシリア国民に与えていることです。
こうした中、シリアの消息筋は、シリアの和平協議の新ラウンドの開催が3月1日に延期されたことを明らかにしました。この協議は、今月25日に再開される予定でした。国連のデミストゥラ・シリア特使が、今月25日、このことを正式に発表することになっています。
アメリカとロシアの合意により、シリアの停戦はまもなく実施されますが、反体制派はなおも、停戦の受け入れに関する条件を提起しています。
ロシアのプーチン大統領も、停戦はシリア危機の解決に向けた一歩だとしました。プーチン大統領は、「ロシアは、シリア危機について発表された停戦実施において、シリア政府と協力する」と述べました。また、「シリアで衝突する全てのグループは、軍事作戦の停止への遵守を表明すべきだ」としました。一方でプーチン大統領は、「国連安保理からテロ組織と見なされているISISやヌスラ戦線は、シリアに関して宣言された停戦の対象外だ」と強調しました。プーチン大統領のこの発言は、テログループへの軍事攻撃が継続されることを示しています。
イランのザリーフ外務大臣は、「シリアでの停戦実施の方法の詳細については合意していない」としました。ザリーフ大臣は、「イランは、流血の停止につながり、シリア国民の安全が守られるような措置を支持する」と述べました。また、「イランは常に、シリア危機は軍事的な手段では解決できず、唯一の解決法は、シリアの全てのグループによる対話を実施し、シリア国民に解決法を委ねることだと考えている」としました。ザリーフ大臣は、「他国の責務は、対話に条件を設けることではなく、それを円滑にし、この対話の枠組みを決定するために努力することだ」と語りました。さらに、「停戦は、イランがこの2年半の間に政治的解決法として提示してきた計画の第一歩であり、オーストリアのウィーンで開催されたシリア支援国の国際会議でも、イランは完全な即時停戦とシリアの全地域への人道支援の移送を強調した。現在もそれを信じている」と述べました。ザリーフ大臣は、「停戦は明白な枠組みを持つべきだが、シリアの停戦実施方法の詳細については合意していない」と強調しました。