1月 23, 2017 18:46 Asia/Tokyo
  • カザフスタンでシリア会合開催

シリア政府と反体制派の代表団による会合が、カザフスタンの首都アスタナで始まりました。この会合にはイラン、ロシア、トルコがオブザーバーとして参加しています。

イルナー通信によりますと、カザフスタンのナザルバエフ大統領はシリア国際会合の開幕式で、この会議がシリア危機の政治的解決と平和のプロセスのきっかけとなるよう期待感を表しました。

アスタナの2日間の会合は、7つの代表団が参加し、非公開で行われますが、協議開催地の外で待機する記者団に対しては、ビデオを通じて公開部分が放映されることになります。

公式会議が始まる前に、イラン、ロシア、トルコの使節団は、シリアの包括的な停戦強化のアプローチと最終文書の検討、さらにはシリア人による協議の議題について話し合いました。

こうした中、シリアの代表団長をつとめるジャアファリ国連大使は、23日月曜、イランの代表団長のジャーベリーアンサーリー外務次官と会談し、この会議の最新の状況について話し合いました。

ジャーベリーアンサーリー外務次官は、22日日曜夜、カザフスタンのアスタナで、国連のデミストゥラ・シリア特使と会談し、シリア人による協議を促すための国連の積極的な役割を求めました。

さらに、「イラン、ロシア、トルコの3カ国は(アメリカを始めとする)ISSG・国際シリア支援グループの代わりではない」としました。

デミストゥラ特使もこの会談で、この協議を促すための国連の用意を強調し、この会合がシリア問題の政治的解決に向けた下地を整え、停戦を強化することを促すよう期待感を表しました。

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