1月 25, 2017 19:10 Asia/Tokyo
  • カザフスタンで、シリア和平協議の最終宣言

カザフスタンの首都アスタナで開かれていたシリア和平協議の参加者が、最終宣言で、シリアの領土保全とテロ対策への支持を強調しました。

シリア問題をめぐる協議は、23日月曜、アスタナで、イラン、ロシア、トルコの提唱により開幕し、24日火曜、閉幕しました。

この会議の最終宣言は、24日夕方、カザフスタンの外務大臣によって読み上げられました。

この宣言では、「シリア和平協議は、シリアの政府と反体制派の直接協議の開始に向けた下地となり、ジュネーブ協議の成功の一部となるだろう」とされています。

また、「全ての関係国はISISや旧ヌスラ戦線などのテログループとの戦いを義務付けられている」と強調されています。

さらに、国連の決議に基づくシリアの領土保全の維持と、安保理決議に基づくシリアの反体制派と政府間の政治協議の継続を強調し、シリア問題のあらゆる軍事的解決を否定しました。

この最終宣言ではまた、「シリアの衝突は、安保理決議とシリア支援国の会議で生み出された承認事項に基づいて終結され、決議2165の枠内でシリアの人々への救援活動に向けた道が整えられるべきだ」とされています。

さらに、シリアの全領土での停戦と、停戦の監視団の創設について合意されました。

アスタナの会議での最終宣言では、2月8日、スイスのジュネーブで、国連の監視下でシリアの政治協議が再開されることが強調されました。

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