シリア外務省、「アメリカの攻撃による損害は、ISISの犯罪に劣らない」
6月 05, 2017 18:18 Asia/Tokyo
シリア外務省が、国連事務総長と安保理議長のそれぞれに書簡を送付し、「シリア市民に対するアメリカ主導の連合軍の攻撃で受けた人的、経済的な被害は、テロ組織ISISの犯罪に劣らない」と表明しました。
シリアのテレビ局・アルアフバーリヤによりますと、この2つの書簡では、「アメリカ主導の連合軍は、橋や油田、ガス田、工場やダム、送電所、水道施設、公共・民間施設など、シリアのインフラを攻撃している」とされています。
シリア政府は、これらの書簡において安保理に対し、女性や子どもを初めとするシリア市民の生命を危険に晒しているアメリカの侵略を非難しています。
シリア北部ラッカに対するアメリカ軍の最近の空爆では、子ども数名を含む43名が死亡しました。
アメリカ主導の有志連合軍はさらにここ数日、シリアとイラクにおけるこの連合軍の作戦で484人の市民が死亡したことの責任のみを認めています。
一方、法的機関によれば、この数字はアメリカの攻撃による実際の犠牲者の数をはるかに下回っているということです。
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