シリア・イスラエル、和平で合意間近？　領空めぐり対立も

イスラエルメディアは、シリアとイスラエルが和平協定のほとんどの条項で合意に達したものの、「シリア上空におけるイスラエル空軍の自由な行動」をめぐって対立が残っていると報じました。

【ParsToday西アジア】イスラエル13チャンネルの軍事アナリストであるアロン・ベンダビッド氏は、シリア暫定政府のジャウラニ大統領がシリア南西部の一部を除いた武装解除に同意し、イスラエルもシリア領土内のほとんどの占領地から撤退することで合意したと述べました。

ベンダビッド氏によると、シリア側がイスラエルに対して「シリアの領空主権を尊重する」という確約を求めている一方で、イスラエル側は「シリア上空をイランへの通過ルートとして使用するための保証がなければ、合意には署名しない」という意向を示しているということです。

イスラエルのネタニヤフ首相は以前から、シリアとの協定には「南部地域の武装解除」と「シリア国内のドゥルーズ派の保護」の2つが条件だとしています。

一方のジャウラニ氏は、イスラエルとの協定が米国の仲介によって近日中に署名され、1974年の停戦合意に類似した内容になるとみています。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。