シリア北部のアメリカ有志連合の攻撃で民間人300人が死亡
6月 15, 2017 19:05 Asia/Tokyo
国連が、シリア北部におけるアメリカの対ISIS有志連合軍の攻撃で、民間人300人が死亡したとしました。
アルアーラムチャンネルによりますと、国連人権理事会が設置したシリア情勢に関する調査団のアブザイド団長は、「アメリカ有志連合軍のシリア北部・ラッカの空爆だけで、民間人300人が死亡し、このうちの200人は、ラッカ西部の村の住民だった」と語りました。
この調査団によりますと、有志連合軍のラッカでの攻撃は、多くの民間人が死亡する結果に終わったということです。
一部の報告では、この有志連合軍は、ラッカの攻撃の一部で、白リン弾を使用したとされています。
この有志連合軍の攻撃で、これまでに16万人の民間人が難民化しました。
アメリカとその同盟国は2014年、シリアとイラクでテロ組織ISISと戦う目的で有志連合軍を結成しましたが、この連合の行動は、疑問視されています。
アメリカ軍は先月も、有志連合軍の攻撃が始まった2014年9月からこれまで、およそ500人が死亡したと発表しています。一方、人権団体は、この攻撃による死者の数はさらに多いとしています。
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