ISISメンバーの家族がイラク・モスルの戦闘に参加
7月 07, 2017 18:38 Asia/Tokyo
テロ組織ISISが、最近のイラク北部・モスル西部での敗北により、戦場で子供を利用するほど、極端な兵力不足に陥っています。
ファールス通信によりますと、イラク軍司令官は、ISISのメンバーの家族はモスル西部に対するイラク軍の進攻を防ぐため、自分の子供や妻を盾にして、イラク軍との直接戦闘に参加していると語っています。
モスル作戦本部の司令官によりますと、ISISのメンバーの妻は、子供をつれて自爆作戦を行っており、このため、イラク軍はISISの掃討を目的とした空爆をためらっているということです。
先週、ISISの女性メンバー3人が、逃走中の市民の中に紛れ込み、イラク軍兵士少なくとも3名を殺害しました。
イラク軍は、先月29日未明、モスル西部のヌーリ・モスクに到達し、これによりISISのモスル占領は終了しました。
ISISの指導者バグダディは2014年6月、ヌーリ・モスクでカリフ制の樹立を宣言しました。