サウジアラビアでは、反対派数十人に対し死刑判決

サウジアラビアの裁判所が、同国の２９人の政治活動家に死刑判決を言い渡しました。

レバノンのニュースサイト・アルアヘドによりますと、）この数日、情報筋は、サウジアラビア東部出身のシーア派の政治活動家１０人が、その死刑判決の承認のために、収監されている刑務所から同国の首都リヤドに移送されまた。

この１０人を含む数十人に対する死刑判決は２４日月曜に下されています。

数日前にも、サウジアラビアの司法当局はサウジアラビア東部州のガティフ市でテロ攻撃を行ったと疑われた４人の被告に対する死刑を執行しました。

ガティフ市をはじめとするサウジアラビア東部では、この数ヶ月、同国の治安部隊の攻撃により、常に衝突が発生しています。

この衝突により、これまでに、このシーア派が住む地域の住民数十名が死亡、ほか数百名が逮捕されています。

アムネスティインターナショナルなどの国際人権団体がサウジアラビアを非難する中、同国は、治安問題への対処を口実に、反対派に対する死刑の執行や長期的な禁固刑に訴えています。