イエメン南部への爆撃で、新たに12人が死傷
10月 08, 2017 17:43 Asia/Tokyo
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サウジアラビアの軍事攻撃
サウジアラビアとその傭兵が新たにイエメンを攻撃し、これにより同国の民間人12名が死傷しました。
レバノンのアルマヤーディンテレビが、イエメンの情報筋の話として伝えたところによりますと、7日土曜、サウジアラビアの戦闘機がイエメン南部タイズ州の住宅地を攻撃し、民間人7人が殉教、5名が負傷しました。
現在も、瓦礫の下から犠牲者の遺体を運び出す作業が続けられていることから、死傷者の数はさらに増えることが予想されます。
また、7日にはイエメン・ハッジャ州中部にある唯一の医療センターも、サウジアラビア主導の連合軍の攻撃を受けました。
この攻撃で、この医療センターは完全に破壊されており、さらに数名の市民が死傷しています。
国連は6日金曜、報告の中で、昨年のサウジアラビア連合軍のイエメン攻撃により、683人の子供が死傷したとし、サウジアラビアを子供の権利侵害国のブラックリストに入れました。
サウジアラビアは、イエメンのハーディ元大統領を政権に復帰させるため、2015年3月からアメリカの支援を得てイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
この軍事攻撃で、これまでに1万3000人以上のイエメン人が死亡したほか、数万人が負傷し、さらに数百万人が難民となっています。
また、この軍事攻撃により、イエメンでは食糧や医薬品が深刻な形で不足しています。
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