ヒューマンライツウォッチ、「サウジアラビアはイエメンで人権を侵害している」
1月 19, 2018 16:50 Asia/Tokyo
国際人権団体ヒューマンライツウォッチが、18日木曜、報告の中で、サウジアラビアのイエメンにおける人権侵害を非難しました。
サウジアラビアは、アメリカの支援を受け、2015年3月から、イエメンを攻撃し、この国を陸、空、海から封鎖しています。
サウジアラビアとその同盟国によるイエメンへの攻撃で、これまでに数万人が死傷、数百万人が難民となっています。
IRIB通信によりますと、ヒューマンライツウォッチは報告の中で、さらに、サウジアラビアの政権は、平和的に改革を求めるこの国の政治活動家に禁固刑を科しているとしました。
ヒューマンライツウォッチのサラ・リー・ウィットソン中東・北アフリカ局長は、18日、「イエメンの悲劇的な状況と、反体制派の活動家の偽りの容疑による収監が続いていることで、ムハンマド皇太子の評判が損なわれている」と語りました。
ヒューマンライツウォッチは以前にも、サウジアラビアにおける表現の自由の弾圧を批判しました。
サウジアラビア当局はこの数ヶ月、ムハンマド皇太子の指示により、反対勢力の王子や作家、政治活動家の大規模な拘束を行っています。
サウジアラビアの政治犯は3万人に達します。
この数は、サウジアラビアの人々に対する独裁政権の弾圧を物語っています。