サウジアラビア皇太子、アメリカの要請によるワッハーブ派思想拡大を認める
3月 26, 2018 19:23 Asia/Tokyo
サウジアラビアのムハンマド皇太子が、サウジアラビアは冷戦時代、東側陣営に対抗する上でのアメリカの要請により、世界にワッハーブ派思想を広めていたことを認めました。
イルナー通信が26日月曜に伝えたところによりますと、ムハンマド皇太子はアメリカの新聞ワシントンポストのインタビューで、冷戦期に過激なワッハーブ派思想を広めるサウジアラビアの同盟国の役割を認めるとともに、ワッハーブ派のテロ思想の支援に関して、サウジアラビアの責任を回避しようとしました。
また、「サウジアラビアは冷戦時代、イスラム諸国におけるソ連の勢力伸張を防ぐため、同盟国の要請によりワッハーブ派を拡大する目的で投資を行ってきた」と語りました。
さらに、現在、サウジアラビアは政策を見直すべきときが来ていると主張しました。
イラクの体制責任者や人々は、2014年から2017年において、サウジアラビアがイラクの占領と分割のために、テロ組織ISISに直接の資金援助や、政治的な支援を行ったしています。
イラクの政府関係者はこれ以前に、少なくとも5000人のサウジアラビアのテロリストが過去数年間にイラクで資金援助を受けてテロ攻撃を行っており、これによって女性や子供を含む、イラクの数千人の民間人が死亡したとしています。
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