シリアの最新情勢
シリアでの停戦監視を目的とした、ロシアの当事者和解調整センターが、武装グループが過去24時間に少なくとも10回にわたり、停戦合意に違反したことを明らかにしました。
ナジャフィ解説員
シリアにあるロシアの当事者和解調整センターは、ロシア軍基地内で発表された声明において、「武装グループが繰り返し停戦に違反しているが、この停戦はこれまでどおり継続されている」としました。
シリアでの停戦は先月27日、アメリカとロシアの合意に基づいて成立しました。シリア駐留のロシア空軍基地内に設けられているこの調整センターは、「シリアでは停戦が成立して以来、現在までに同国の51の地区の指導者が停戦を受諾している」とし、さらに、「協議の結果、これまでにシリアの42の反体制グループの指導者との間に、停戦遵守の合意が得られている」と表明しています。
シリアの政府軍と反体制グループは、停戦合意を守っています。国連安保理にも承認されているこの合意に従い、国連安保理のリストに掲載されている、テロ組織のISISやヌスラ戦線との戦いが継続されています。
国連のラムズィー・エゼルディン、シリア担当副特使は、シリア国民の団結の維持を再度強調し、「シリアの将来は、シリア国民によって決定される。国連は、シリア領土の統一を支持する」と語りました。ラムズィー特使はまた、スイス・ジュネーブでの記者会見で、「シリアの将来を決定するのはシリア国民自身であり、我々がシリアの将来について見解を表明することはできない」と述べています。
また、シリア政府側の協議団の代表者も、「シリアの領土保全や政治的な独立は、極めて重要である」と語りました。さらに、シリアのジャアファリー国連大使は、ジュネーブでのロシアの通信社スプートニクのインタビューに置いて、シリアの領土保全の重要性を強調するとともに、シリア分割案という解決策では決して望ましい結果に至ることはできないと述べています。
また、ロシアのラブロフ外務大臣も、シリア国民以外の人物がシリアの将来を決定する権利はないと強調しました。ラブロフ大臣はエジプトのシュクリ外務大臣との共同記者会見において、シリアの将来の決定における同国民の役割について、「シリア国民以外には、誰も同国の将来や運命を決定する権利はない」と語っています。ラブロフ大臣はまた、「シリアでの停戦の成立は相対的なものであるが、ジュネーブでのシリア人同士の対話に継続により、この成果の度合いがますます高まるだろう」と述べました。