トルコ大統領選挙のエルドアン氏の再選
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エルドアン大統領
トルコで大統領選挙と総選挙が行われ、現職のエルドアン大統領が再選されました。
トルコ高等選挙管理委員会のギュウェン委員長は、エルドアン大統領の再選を正式に発表し、「開票率97.7%の時点で、エルドアン大統領が過半数の票を獲得した」と語りました。
明らかにトルコの人々は、エルドアン政権の経済計画や誤った政策に不満を抱いています。このような状況の中で、エルドアン大統領の再選は、非常に重要です。いずれにせよ言えることは、トルコの大統領選挙と総選挙が前倒しで実施される前のさまざまな出来事にも関わらず、トルコは、歴史上、最も重要な時期を通過したということです。
1年半も前倒しして行われた24日日曜の選挙は、トルコの歴史における転換点になるでしょう。特に、一部の憲法改正や改正法の実施は、トルコを前例のない状況に立たせることになります。実際、大統領選挙が終わり、トルコは正式に議院内閣制から実権型の大統領制に移行することになります。憲法改正により、司法府や憲法裁判所などの国の重要な機関のメンバーの多くが、大統領によって指名されることになります。これにより、エルドアン大統領は、トルコの重要な機関を自身の勢力で固め、この国でさまざまな目的や要求を実現することができるようになります。
国内の懸念や、今後のエルドアン大統領の政策に対するさまざまな見方はさておき、西側のトルコの同盟者、特にアメリカやNATO北大西洋条約機構は、今後、生まれるかねないこの国との対立を懸念しています。これについて、フォックスニュースは、インターネットサイトで、トルコの専門家、エリザベス・テオマン氏の記事として次のように伝えました。
「憲法改正の結果、エルドアン大統領は、地域のほかの国には不利になる形で、トルコの地域への進出を拡大し、少なくとも2028年までは権力の座に留まろうとするだろう。このことは、トルコとアメリカやNATOとの同盟関係に対立をもたらすことになる」
実際、トルコの憲法改正により、大統領の権限が拡大します。そのため、この数年、トルコと利益が異なってきた西側諸国は、今後の関係と、地域の現在の状況を懸念することになるでしょう。
概して、エルドアン大統領の再選により、2つの状況を想定することができます。一つ目は、西側が、エルドアン大統領に数々の利点を与えざるを得なくなることであり、もう一つは、トルコと西側の対立がこれまで以上に拡大することです。