アメリカ関係者、「カショギ氏の殺害に関与した者は、サウジアラビア皇太子でも処罰されるべき」
アメリカ外交問題評議会のメンバーを務めるマックス・ブート氏が、「サウジアラビアの体制批判的なジャーナリスト、カショギ氏殺害事件に関与したなら、たとえサウジアラビアのムハンマド皇太子であっても、処罰されるべきだ」と語りました。
カタールの新聞アッシャルグによりますと、ブート氏は、アメリカのトランプ大統領がこの殺害事件にほとんど言及していないことに触れ、「トランプ大統領とは逆に、多くのアメリカの要人は、カショギ氏殺害事件の究明と犯人の処罰を求めている」としました。
また、「これに関して、アメリカがまずすべきは、サウジアラビアとの武器取引をカショギ氏殺害事件の捜査が終了し、結果が明白になるまで停止することだ。サウジアラビア当局はこの事件の真相をまったく伝えていないからだ」と述べました。
さらに、サウジアラビアはその都度、矛盾した声明を出しており、トランプ大統領でさえもこれに疑問を呈さざるを得なくなっているとしました。
ブート氏は、「トランプ大統領とムハンマド皇太子は強い圧力にさらされている。責任から逃れたり、この事件を忘れさせたりすることはできない」としました。
カショギ氏は、今月2日、トルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館に入った後、消息を絶ちました。その18日後、サウジアラビア当局は彼の死亡を認め、カショギ氏が総領事館内で発生した殴り合いにより偶発的に死亡したと主張しました。
しかし、当局はその後も発言を翻すなどしており、一連の主張は信用できないとされています。
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