イエメンの10歳の少年がフダイダ港の封鎖により餓死
11月 09, 2018 18:49 Asia/Tokyo
ユニセフが、イエメン西部フダイダに対する攻撃が継続し、封鎖されていることによって生じた深刻な栄養不良により、10歳の子供が死亡したと伝えました。
ファールス通信によりますと、ユニセフは8日木曜、イエメンの10歳の少年アーダム君は、体重10キロにも満たず、栄養不良によって死亡したと伝えました。
ユニセフはイエメンの40万人の子供がアーダム君と同じような状況にあるとして、この40万人の子供は、深刻な栄養不良に苦しんでおり、いつでも命を落とす可能性があるとしました。
イエメンにはおよそ1100万人の子供が生活しており、そのおよそすべては、人道支援を必要としています。
サウジアラビアは、アラブ首長国連邦、アメリカ、数カ国の支援を受けて、2015年3月からイエメンに対する軍事侵攻と全面的な封鎖を行いました。
サウジアラビアとその同盟国のイエメン侵攻で、これまで1万4千人以上のイエメン人が死亡し、数万人が負傷、数百万人が難民化しています。
また、この侵攻により、イエメンは深刻な食糧と医薬品の不足に直面しています。
一方で、サウジアラビアとその同盟国は、イエメンの人々の抵抗により、その目的を遂げることができませんでした。
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