イラン外相とシリア大統領が、地域と世界の最新情勢を協議
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イランのザリーフ外相とシリアのアサド大統領が会談
イランのザリーフ外相とシリアのアサド大統領が16日火曜、シリア・ダマスカスで会談し、両国の共通の関心事や地域・世界の最新情勢について話し合いました。
アサド大統領はこの会談で、「中東の情勢不安の主な要因は、中東諸国にアメリカが駐留し、内政干渉していることにある」と指摘しました。
また、イランイスラム革命防衛隊をテロ組織に指定したアメリカの無責任な行動を強く非難し、「アメリカや一部の西側諸国の政策により、イランとシリア、そしてこれらの国の同盟国が自国民の利益や権利追求をやめることはない」と強調しました。
一方のザリーフ外相も、シオニスト政権イスラエルの占領下にあるシリア領・ゴラン高原の主権がイスラエルにあるとしたアメリカの行為を非難し、「このような決定は、被占領地パレスチナにある聖地ベイトルモガッダス・エルサレム、イスラム革命防衛隊をめぐるアメリカの行動と無関係ではない。これらはすべて地域におけるアメリカ政府の失策を意味する」と述べました。
サリーフ外相は、シリアの政府高官と会談するため、16日火曜朝、ダマスカス入りしました。
同外相はシリアの政府高官らとの会談後、次の訪問地トルコへと向いました。
ザリーフ外相のシリア・トルコ歴訪の目的はこの他、地位的な安定や和平強化への支援を目的とした、最重要地域・国際問題に対する立場の調整が挙げられています。
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