メッカ巡礼者、アラファート砂漠で多神教信仰への嫌悪を示す儀式に参加
サウジアラビアの聖地メッカ近郊アラファート砂漠で、ハッジ・メッカ巡礼者による多神教信仰への嫌悪を示す儀式が行われました。
IRIB通信によりますと、10日土曜にアラファート砂漠で行われた多神教信仰への嫌悪を示す儀式は、メッカ巡礼者へのイランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師のメッセージを読み上げて開始され、イラン人巡礼者と一部イスラム諸国の巡礼者はこの式典で、「アメリカに死を」、「シオニスト政権イスラエルに死を」のスローガンを叫びました。
参加者らはまた、声明を発表し、シオニスト政権との国交正常化に向けた各国の努力を非難すると共に、イスラム教徒の間で対立を引き起こすアメリカやシオニスト政権の政策に嫌悪感を示し、イスラム世界が団結する重要性を強調しました。
この声明ではさらに、「シオニスト政権の占領から聖地ベイトルモガッダス・エルサレムを解放することは、イスラム共同体のかけがえの無い理想や優先事項だ」とし、国連を初め国際機関の役割や使命に言及し、正義、公正を守ること、覇権主義国の過剰な要求で抑圧を受ける各国民の権利を擁護することなどが強調されました。
200万人に上る巡礼者たちは、9日の夜からアラファート砂漠へと向かい、およそ1日に渡って過ごした後、10日午後にアラファート砂漠とメナーの間にあるマシュアルハラームという地域に向けてこの地を出発します。
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