イエメン政治高等評議会議長、「イエメン救国政府は平和を支持」
10月 02, 2019 17:15 Asia/Tokyo
イエメン政治高等評議会のアルマシャート議長が、首都サヌアで国連のグリフィス・イエメン問題担当特使と会談し、「イエメン救国政府は、同国での包括的な平和を歓迎する」と語りました。
イルナー通信によりますと、アルマシャート議長は1日火曜、この会談で「イエメン救国政府はこれまで、停戦案を含めた政治的な解決策を見出すため、多くの行動を起こしてきた」とし、「侵略者はこれまで、和平の意向を示すような行動を全くとっていない」と述べました。
一方のグリフィス特使もイエメン政府の示した和平案を高く評価し、平和に向けた重要な措置だとしました。
アルマシャート議長は先月20日、条件付の停戦を発表してサウジアラビア主導アラブ連合軍に対し、停戦を呼びかけるとともに、サウジは停戦のチャンスを活用すべきだと強調していました。
しかし、アラブ連合軍はイエメン側の提案に注目することなく、同国各地に対する攻撃を続行しています。
サウジアラビアは米国やアラブ首長国連邦などの支援を得て、2015年3月からイエメンを軍事攻撃し、全面的に封鎖しています。
この戦争で、イエメンではこれまでに1万6000人以上が死亡、数万人が負傷、数百万人が住む家を失っています。
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