イラク・カルバラー州知事、「28日の抗議行動で死亡者はいない」
10月 29, 2019 21:30 Asia/Tokyo
イラク・カルバラー州知事が、同市内で28日月曜に発生した市民の抗議行動や衝突において、一部メディアの報道とは異なり、死亡者は出ていないと語りました。
ロイター通信やアルアラビアーヤなどの一部メディアは、イラク国内での不和対立をあおる目的で、「カルバラーで警察が抗議者に発砲、13人が死亡し865人が負傷した」と報じました。
ファールス通信によりますと、カルバラー州知事は29日火曜、記者会見し、「28日のデモでの負傷者の多くは治安部隊員で一般市民ではない。その理由は、治安部隊に対しては抗議者には銃弾を用いないよう命令が出されていたことによる」と説明しました。
イラクの複数の州ではこの数週間にわたり、公共サービスの不備や就労の機会の欠如、行政内の汚職などに対する抗議デモが開催されていますが、これらの抗議行動はこの数日間で暴力行為に発展し、多くの死傷者が出ています。
複数の証拠などから、これらの抗議デモが国民による自発的なものではなく、その発生に外国が絡んでいたことが判明しています。
こうした中、SNS上に発表されたイラク国内での抗議行動関連のメッセージ全体の79%が、サウジアラビア人ユーザーからのものだったとされています。
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