イラク・バグダッドの往来禁止令が解除
11月 06, 2019 18:45 Asia/Tokyo
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イラク・バグダッドの往来禁止令が解除
イラクの首都バグダッドの治安当局が、同市内に敷かれていた往来・外出禁止令を全面的に解除しました。
イラクの情報筋は6日水曜、「治安部隊と市民の協力により、バグダッド市内に敷かれていた往来・外出禁止令が解除された」と発表しました。
先月28日以来、バグダッドでは抗議行動や騒乱の発生を受け、深夜0時~午前6時に市内での往来・外出禁止令が発令されていました。
バグダッドを初めイラクの一部の都市では、10月初旬に公共サービスの機能不全、就労の機会の欠如、行政内の汚職に抗議するデモが行われ、一時は終息していたものの、最近抗議デモが再燃していました。
デモはこの数日、暴力行為に発展し、大勢の死傷者を出す事態となりました。
イラク政府はこの1ヶ月間、抗議者の要求実現を柱とした4か条の提案を出しています。
ただ、複数の証拠や目撃証言などから、イラクでの一連の抗議行動は国民の自発的なものではなく、発生に外国の関与があったことが判明しています。
イラクの一部団体は最近、「米国とシオニスト政権イスラエルは、イラク政府への不満から、最近のイラク国内での情勢不安に関与している」と非難しました。
イラク南部バスラ州の警察署長も、「イスラエル、サウジアラビア、アラブ首長国連邦は、イラクで安定・平穏のかく乱工作を行っている」と指摘しています。
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