偽りの停戦:アラブ連合軍の戦闘機がイエメンを23回爆撃
イエメンを軍事侵略するサウジアラビア主導アラブ連合軍は、イエメンでの停戦協定にもかかわらず、同国の非軍事地帯を再び攻撃しました。
タスニーム通信社によりますと、イエメン軍のヤヒヤー・サリーア報道官は26日日曜夜、アラブ連合軍の戦闘機が、過去24時間にイエメン中部のマアリブ県と北西部サアダ県の各地を23回にわたり爆撃したと発表しました。
イエメンのアルマシーラ・テレビも26日夜、アラブ連合軍が再び停戦協定を破り、イエメン西部フダイダ県を砲撃したと発表しました。
イエメンを軍事侵略中のアラブ連合軍は、一方的な停戦発表から2週間経った24日金曜、停戦の1か月延長を発表しました。
サウジ主導アラブ連合軍は今月9日、一方的にイエメンでの停戦開始を発表し、その中で新型コロナウイルス対策の取り組みを支援するため、イエメンへのすべての空爆と地上攻撃の停止、および両陣営が望むなら停戦延長も可能であるとしていました。 しかし、アラブ連合はその一方的な停戦劇を、停戦発表のわずか数時間後に自ら破っています。
イエメンは、アラブ連合軍による停戦発表を、同連合軍が勢力の態勢を立て直すための時間稼ぎに過ぎないと見ています。
サウジアラビアは、米国、アラブ首長国連邦、その他複数の国の支援を受け、2015年3月からイエメンを軍事侵略し、同国を封鎖しています。 サウジとその同盟国はこれまでにイエメンで数万人を殺害し、数百万人のイエメン人を難民にしてきました。
サウジアラビアの軍事侵略はまた、貧困国イエメンを切実な食糧と医薬品不足に直面させています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj