カディミ氏が、正式にイラク首相に
イラクでの5か月の政治的行き詰まりの後、最終的にカディミ氏が議会で過半数を獲得、正式にイラク首相に就任しました。
イルナー通信によりますと、イラク議会には7日木曜未明、イラク国会の329人の議員のうち233人が出席し、カディミ氏を首相とする一部の閣僚に信任票を投じました。
この審議に出席していた議員は、政府派閥(Nouri Al-Maliki)の代表を除き、合計21の省庁から大臣に推薦された候補のうち15人に賛成票を投じ、4人の大臣候補については反対票を投じました。
今回の会議では、推薦された大臣の中で、石油大臣と外務大臣の二人をめぐり意見が一致せず、決定が延期されました。
イラクは、昨年10月1日以降、国民による抗議行動が行われてきました、これらの抗議行動は、国内の不満、不服分子や外国の介入により暴力が激化し、最終的に同11月29日には同国のアブドルマハディ首相の辞任につながりました。
この間、同国のサーレハ大統領は、3人に組閣を依頼しましたが、アラウィー氏とズルフィー氏に至っては、国会に出席することすらできませんでした。
イラク諜報機関の長であるカディミー氏は、イラクの政治グループが首相候補に推薦した3番目の人物であり、カーゼミー氏本人と内閣に対する議会の信任はあらかじめ予測されていました。
議会がカディミー氏の内閣を信任したことで、アブドルマハディ暫定首相の在任期間が実質終了し、イラクでは5か月に及んだ政治的行き詰まりが「ほぼ」終わることになります。
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