イラク議員、「わが国に米国の支援や軍事駐留は無用」
6月 01, 2020 16:47 Asia/Tokyo
イラク国会議員が、駐イラク米大使の取る立場に反応し、「イラクはアメリカの支援や軍事駐留を必要としない」と述べました。
駐イラク米大使のマシュー・テューラー氏は31日日曜にバグダッドで、近く始まる米イラク協議について、「米国は、イラクが今なお抱える多くの問題が解決されるよう、この戦略対話が行われることを望んでいる」と発言しました。
イラクのニュースサイト、バグダード・アルヨウムが同日報じたところによりますと、議会内の親イラン派・バドル機構に属するKarim Alivi議員はイラク国会において、「米国は在バグダッド米大使館を介して、イラクの庇護者を装って国民をだまし、イラク国内での支持を回復しようとしている」と表明しました。
同議員はさらに、「イラク政府内には、米軍駐留について確固たる政策がある。戦略的協議におけるイラク側参加者の優先事項も、すべての米兵のイラク撤退に重きを置いたものでなければならない」と強調しました。
米兵のイラクからの最終撤退をめぐる米イラク両政府の協議は、今月始まる予定です。
イラクの人々や各組織は、米テロリスト軍が自国から出て行くことを求めており、イラク国会も外国軍に撤退を要求する決議を採択しています。
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