OICが、ヨルダン川西岸のイスラエル併合の結果について警告
6月 11, 2020 16:29 Asia/Tokyo
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OICイスラム協力機構
OICイスラム協力機構が、パレスチナ・ヨルダン川西岸のより広範囲な領域の占領・併合という、シオニスト政権イスラエルの決定を非難しました。
パレスチナのニュースサイト、アルヨウムによりますと、OIC加盟国は10日水曜、ビデオ形式での会合の終了に当たって共同声明を発表し、被占領地ヨルダン川西岸のさらに広範囲な地域をイスラエルが自身の占領地として併合した場合のマイナスの結果について警告するとともに、「この計画の結果の責任はイスラエルにある」と表明しました。
OICはさらにこの声明において、国連安保理や国連人権理事会、そして国際裁判所に対し、この計画の中止に向けて緊急措置を講じるよう求めました。
また、パレスチナ自治政府によるイスラエルとの協定破棄決定を支持するとともに、「どの方面からであっても自由や独立というパレスチナ国民の権利を正式に承認しない提案は一切受諾できない」としています。
イスラエルのネタニヤフ首相と、連立政権を組む同政権の「青と白」連合のガンツ党首は、ヨルダン谷やヨルダン川西岸地域のすべてのシオニスト入植地を含む、同地域の広い範囲にわたる併合を今年7月に開始することで合意しています。
パレスチナは、イスラエルのこの決定に反発し、イスラエルおよびアメリカと断交しています。
世界各国の政府当局や宗教界の関係者、要人らは、イスラエルによるヨルダン川西岸併合計画を非難しています。
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