米大統領が、中国に2020年大統領選での再選支援を要請

6月 18, 2020 18:23 Asia/Tokyo

米国家安全保障担当大統領補佐官を務めたボルトン氏が、出版予定の自らの回想録において、「トランプ大統領は、今年の大統領選での再選に向けた支援を、習近平･中国国家主席に依頼していた」としています。

アメリカの新聞ワシントン･ポストは、ボルトン氏の回想録を論拠とし、「トランプ大統領は、2019年に行われた習国家主席との会談において、アメリカ産農産物の輸入増加により、大統領選での自らの再選への支援を求めた」と報じました。

アメリカの新興ビジネス情報サイト「アクシオス」は、ある情報筋の話として、「出版予定のボルトン氏の回想録は、ホワイトハウスと他国との舞台裏での行動及び、ウクライナゲート事件の更なる詳細をも含んでいる」と報じました。

ワシントンポスト紙は、ボルトン氏のこの回想録の一部をはじめて入手した、と主張しています。

ボルトン氏の回想録出版の問題が浮上したことにより、ホワイトハウスおよびトランプ大統領は直接、この著作の出版阻止に向けた行動に乗り出しました。

ボルトン氏の回想録の出版期日が近づくと同時に、ホワイトハウスはこの著作中の特に重要な情報の公開阻止に全力を挙げています。

現在の報道によれば、これらの情報は完全にトランプ大統領にとって不利なものであり、今年の大統領選での彼の位置づけを揺るがす可能性がある、とされています。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。