アメリカ軍が、シリア油田から石油を密輸
7月 02, 2020 17:48 Asia/Tokyo
シリア情報筋が、「アメリカ軍は、シリア国内の油田からトラック30台分の原油をイラクに密輸した」としました。
シリア国営サナ通信が2日木曜、報じたところによりますと、アメリカ軍はシリア北東部にある複数の油田で採掘された燃料を、米軍車両の護衛によりイラクに移送した、ということです。
アメリカ軍は、先月中旬にも闇の検問所を通じて、タンクローリー50台分の原油を、シリアからイラクに密輸しました。
また、シリアからの別の報道によりますと、米軍はシリアでの駐留の強化を目的に、ユーフラテス川東部のアルジャジーラ地区に軍事基地を、またシリア北東部ハサカ州近郊に空港を新設したということです。
アメリカとその同盟国は、テロとの戦いを口実に、シリア政府の許可なく同国内に違法駐留しています。
アメリカは昨年、クルド人の占領下にあるシリア北東部の油田地帯の駐留強化を目的に、同国デリゾール州およびハサカ州に軍隊を派遣しました。
西アジアにあるCENTCOM・アメリカ中央軍司令部はこれに先立ち、「米軍は、シリアの石油による利益を得るため、同国内に残留している」と表明しています。
シリア政府はこれまでに何度も、「シリア国内でのアメリカとその同盟国の行動は、シリア占領に当たるものだ」としています。
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