イランが、シリア憲法委員会への他国不介入を強調
8月 18, 2020 14:03 Asia/Tokyo
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ハージー上級補佐官とアサド大統領の会談
イランのハージー外務政策担当外相上級補佐官が、シリア憲法制定に向けた新たな一連の会議が来週から始まることに触れ、「いかなる国も、この憲法委員会の仕事に介入する権利はない」と述べました。
シリア憲法制定に向けた新たな一連の会議は、現シリア政権の賛成派・反対派双方の代表が出席して、今月24日からスイスのジュネーブで開催される予定です。
ハージー上級補佐官は17日月曜、シリアの首都ダマスカスで同国のアサド大統領およびムアリム外相と別個に会談を行った後、記者会見において、「ジュネーブでの憲法委員会の会議は、シリア勢力間の会議であり、追究すべき目的をもって開催される。そのため、外国からのいかなる介入も受け入れられない」と述べました。

続けて、イラン政府はこれまでシリア国民の傍にあり、今後もあり続けるであろうと強調し、「ムアリム外相との会談では、カザフスタンの旧首都アスタナで成立したシリア問題解決プロセス(別名:アスタナ・プロセス)の保証国間の協力、シリア・イドリブの状況を初めとしたこの数ヶ月間のシリア国内動向、国会選挙開催の成功、シリア国民に対する米国の不公正な制裁行使などについて議論を行った」と説明しました。
そして、「経済的圧力行使を通じても、米国が戦場やテロ組織の支援において手に入れられなかった結果を、シリアの人々に強制することは決してできない」と指摘しました。
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